食せ!清浄歓喜団
おひとつ648円と、なかなか高級なお菓子、清浄歓喜団。
付属の説明書を読んだところ、『七種のお香を練りこんだこしあんを生地で包み、たぎったごま油で揚げてある』そうです。固い生地を底から割り、口に含んだとたんにふわりと立ち上る香、上品な甘さのこしあん、さらに食べ進めるごとにいくつもの香りが混然一体となり、思わず「ほぉう……」と納得するお味でした。黒潮さんは『老婆味』と評しましたが、私はおいしかったです。今まで食べてきたどんなお菓子にも似ておらず、癖は強いので人は選ぶと思います。
とても一般庶民は口にすることは出来ず、貴族のみに与えられたもの』ともあり、私のような平民が奈良時代に思いをはせながら昼下がりを過ごすことができる今の世に感謝カンゲキ雨嵐ですね。

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見た目きんちゃくみたいで可愛い。